第171回番組審議会
開催日時:2025年9月16日(火)
■開催場所:パセナカmisse 2F パセオルーム
■出席者:野田 幸一 委員 後藤 洋孝 委員
太田 憲一 委員 梅津 茂巳 委員
■モニター番組
「ヴァンカン・のじゅーる (第1週)」
■放送日時
令和7年9月2日(火)18:30~19:00 放送分
■番組コンセプト
現在の日本経済の礎となった団塊(ノジュール)世代の方々の知識と経験によって培われた「万巻なる知恵」を基に、日々の生活をより豊かに面白く彩るヒントをお届けする番組。4組のパーソナティが、個性あふれる情報を週替わりで放送し、時にはゲストもお迎えして、賑やかにお送りしています。
第1週目は佐久間仁・佐久間理つ子
第2週目は鈴木弥生
第3・5週目は武藤進
第4週目は渋谷順子
今回は第1週目の佐久間御夫婦の音楽ユニット「R&B」が子どもの頃の思い出やお孫さんの話を、ご本人の演奏を交えてお届けしています。
「R&B」は佐久間御夫婦の音楽ユニットで結成9年ほどになりました。奥様の理つ子さんはピアノ講師、旦那様はご定年して、子供が独立して「これから僕たち、何やっていこうか?」と考えた時に、音楽を選択し、地域のイベント、お年寄り向けのサロンに伺い、楽しい時間を提供できればという思いで活動しています。その時々の想いや感想、自ら演奏する音楽 をお届けしている番組です。
■意見討議
番組審議委員の方々の感想・意見
(野田委員)
・ご夫婦のやりとりがゆっくりで掛け合いもよく、聴いていて心地よく聴けた。
・孫世代の話で、自分の年代的に取っ付きやすかった。途中で歌っているR&Bの楽曲も懐かしさを感じた。
・夫婦音楽ユニットの番組なら、今の子供たちの話だけではなく、番組内で歌っている楽曲に 関する思いなどを聞けた方が面白かったと思う。
(後藤委員)
・お爺ちゃんの井戸端会議のような印象を受けた。孫世代の話があったが、肯定的には聞こえ
ず、自分の世代的には少し不快に聴こえた。世代が違うので否定的に聞こえてしまったのも
仕方がないのかなとも思う。万人受けはしない番組だと思う。
・いきなりR&Bが入るところが少し分かりにくかった。最初に「今日は○○のテーマで話 します」など、テーマを絞り込んで、はっきりさせた方が聞きやすいと思った。
(太田委員)
・あくまでも個人の意見を発信している番組だと思った。SNSと同じ印象を受けた。
・公共の電波で、固有の名詞を出してネガティブな話で、批判的に聴こえたところがあった。あれはどうか?と思った。
(梅津委員)
・たまたま企業経営者や芸術家の本を読んでいた後に、この番組を聴いたせいか、話の内容にレベル差があり過ぎ、落胆した。地域の放送局の番組なので、これは仕方がないのかなという感じはする。
・番組の内容から、懐かしい感じがして、良い人の集まりという感想はあったが、全体的に感 想を述べると、聴いていて辛い番組だった。
(相馬委員)※書面参加、梅津委員代読
・非常に温かみのある番組構成で、FMポコならではの地域性と人間味が強く表れた番組で
あると感じた。
・全体を通じて、過度な演出や情報の詰め込みがなく、耳を傾けたくなる日常の語りとして、佐久間ご夫妻の人柄がそのまま番組の雰囲気に反映されていた。
・もう少しためになる情報や「聴いてよかった。明日からこれやってみよう。ここに行ってみよう」と行動変容を促す情報があるとなおよかったと思う。
・佐久間夫婦の仲睦まじい日常のような会話だけでなく、リスナーからの投稿紹介なども加わると、より参加型・双方向型の番組へ発展する可能性もあると思った。
・FMポコは地域の多様なパーソナリティが番組に参加されていて、地域発のラジオ番組が 人と人をつなぐ架け橋となっていることがうかがえるほっこりできる番組だった。
(福地委員長)※書面参加、梅津委員代読
・パーソナリティが私と同年代の団塊世代で、共感できる内容だった。
・自分のこどもの頃は外で遊んでいたのに、今のこども達は塾通いが多いといった話題は日頃私が思っている事と同じだと思った。
・パーソナリティの話も、福島市のみの場所での話で、コミュニティ放送らしく良いと思った。 今後もコミュニティ放送局として、このような地元の話題を取り上げて放送してほしい。