第169回番組審議会

開催日時:2025年5月13日(火)
■開催場所:パセナカmisse 2F パセオルーム
■出席者:福地 雅人 委員長 梅津 茂巳 委員 川村 栄司 委員
     太田 憲一 委員   相馬 由寛 委員

■モニター番組
特別番組 ごみを減らそう!りでゅーす福島

■放送日時
令和7年3月24日(月)~28日(金) 12:35~12:45 5回放送分

■番組コンセプト
福島市において問題化しているごみの排出量について、市がごみの開封調査を試験的に行うことを契機に、FMポコでも排出量減量の啓発番組を制作しました。
市役所ごみ減量推進課の他、市内でごみの収集や、減量に取り組む団体、や個人に取材し、普段の取り組みや、現状の把握、今後の活動等について、お話を伺い放送しました。

■意見討議
番組審議委員の方々の感想・意見

(川村委員)
・社会的な課題に行政や民間で取り組むことが大切であると思える番組だった。
・いろいろ取材をしていることはわかったが、ゴミの減量の手法や方法を知らせる構成にして5回の放送で全て伝えるのは難しかったのではと思う。
・一般的にある程度絞り込んだ内容にした方が良かったのではないか?ゴミの分析は市の担当課長に任せて、民間の取り組みを深掘りしていくほうが聴いている側はイメージしやすいので、そのような方向性もあると思う。
・4日目の街中のゴミ拾いをしている団体については、ゴミの減量というよりは環境美化とモラルの話だったと思ったので、紹介だけでもよかったのではないか。

(相馬委員)
・福島市においてのゴミが問題はタイムリーな話題だったと思う。
・毎回、さまざまな団体の方の出演で、ゴミについて知らないことが知れて、有意義な内容だったと思う。
・ゴミ減量に関して、ラジオでの番組のみならず、社会的な啓蒙をどのくらいしているのか?もっと多くの市民に周知する仕方はないだろうか?今後WEBやSNS、イベントなどと合わせて企画して周知を図ってみてはどうか。
・今後も継続的に、啓蒙的な番組制作を行ってほしい。

(太田委員)
・初回の放送で、福島市でのゴミの排出量が、なぜ全国ワースト1位なのか、詳しい説明がほしかった。
・5回を通して、多角的な見方はあったが、最終回でごみの開封調査の内容やゴミの中身の説明をしていたので、順番を考慮して放送したほうがわかりやすかった。
・個人が取り組む減量方法(生ゴミ処理機「キエーロ」の使用)等の話と最終処分場の話が合致していなかった。

(梅津委員)
・興味を持って聞けた。減量解決に向けて生ゴミ処理機「キエーロ」の提案があったが、どこで購入できるかなど知りたかった。その他、放送中にあった過剰包装などの原因あるだろうと思った。
・今後、福島市がごみ減量に関して、ワーストからベストへ移行していく過程を放送でやっていくのも良いと思う。ゴミ収集の人や業者の方の苦労をしているところを取材しても良いと思う。行政やゴミ収集業者を、スポンサーも含めて、巻き込んでいく形、番組制作してはどうか。

(後藤委員)※福地委員長代読
・一般の方の意見だと思ったら、生ゴミ処理器(キエーロ)を持っているプロの方の話だったので、話題が置いてきぼりに感じた。普通の方の話が聞きたかった。
・2回目のリユース食器を使うという内容については、何を言いたいのかわからなかった。そもそも割りばしが廃材利用、ディスポ製品はエコであるという意見も多い。感染症を考慮するとディスポの方が安全であるという側面もある。
・4回目でゴミ拾い活動をしている方の話は、落ちているごみについて質問したのにその後、質問の話題が無かったため、なぜ質問したのかわからなかった。
・総括して、ゴミ減量の具体策がなく、どうしたいのかわからない内容だった。番組の流れが手法~結論になっており何を訴えたいのかわからなかった。
・テーマ~インタビュー~考察~手法紹介~結論の流れが良いかと思う。

(福地委員長)
・ゴミの排出量がワースト1位というのは、人口に対してなのか、一人当たりなのか、計算の基準がわからない。
・番組を聴いて、実際にゴミの分別ができていないと反省した。
・どうして福島市でゴミの量が多いのか、最終的に疑問に残った。
・段ボールなどリユースできるものはスーパーなどの他の回収場も増えているので、そういうところに持って行くような、PRもしてほしかった。