第162回番組審議会
開催日時:2024年3月12日(火)
■開催場所:パセナカmisse 2F パセオルーム
■出席者:・福地雅人委員長・川村栄司委員・山田真樹人委員・淺野紘太委員
■モニター番組
「鳴り響け!古関メロディー ~野球応援歌~」
■放送日時
令和6年1月28日(日)17:00~17:30
■番組コンセプト
福島市出身の古関裕而氏が「野球殿堂入り」してから1年が経過し、5,000曲あまりある古関メロディーの中から、「紺碧の空」「日米野球行進曲」「栄冠は君に輝く」などの野球応援歌にスポットを当て、書籍「鐘よ鳴り響け!古関裕而自伝」の朗読をまじえて、お送りした番組です。
今もなお愛され続ける古関メロディーの制作エピソードを知ることで、楽曲をより身近に感じてもらう目的で制作しています。制作にあたり、古関裕而記念館様、古関裕而氏のご長男正裕様から、著作物使用のご許可の他、多大なご協力をいただき制作しました。
■意見討議
番組審議委員の方々の感想・意見
(川村委員)
・福島市振興公社の理事長として、古関氏を後世に伝える取り組みを取り上げていただき大変ありがたい番組だと思った。
・聴くまで内容の想像がつかなかったが、「野球応援歌」として軸、芯がしっかり制作されていてクオリティの高い番組だったと思う。
・曲、朗読ともにテンポがよく進み、古関氏を知らない人でも楽しめたのではないかと思う。
・歌詞の朗読は曲が無い状況で聴くと新鮮だった。
・昨秋の吾妻球場での全早慶戦、WBCなど、最近の野球の話題もあり、一息つかせる内容もよかった、引田さんの昨年の「大つごもり」も含め、今後ますますこのような朗読番組に期待したいと思う。
(山田委員)
・古関氏は応援歌に使命感を持っており、その活躍にスポットを当てた朗読番組ということで、楽しく聞けた。
・自伝をベースにしているので情緒のある内容だったと思う。古関氏は神話性もあり、朗読として伝えるのは、自伝も併せて表現することもあり、引田さんの力量が問われる内容だったと思う。
・古関氏はラジオもやっていたので、その部分を取り上げてFMポコの番組と絡めてはどうか。
・ニッチな内容もあり、知ってるからこそ分かる番組だった。今回の「野球編」から、次回は違うジャンルの古関メロディを取り上げて、シリーズ化してほしい。
(浅野委員)
・古関氏の曲は日常の中に多くあり親しみがあるが、当初は朗読番組としての認識をしてなかったので、冒頭、番組説明を聴いて納得した。楽曲の背景を知れる番組で素晴らしいと思った。
・古関氏の感情を踏まえ、精通している方が多いので、多くのリスナーを相手にするのは難しいところもあったと思うが、難解な言葉や時代背景などのバックグラウンドの解説があると分かり易かったと思う。
・本人の声を届けたいという思いがよかった、古関氏の一人称の語りを朗読として聴くことで感情や背景を知れた。
・5000曲という楽曲制作数が古関氏の素晴らしい点でもあるので、有名でない曲も知れる機会が作れればよいと思うので、山田委員同様、継続企画に期待したい。
(梅津委員)書面出席(福地委員長代読)
・「野球応援歌」を思い出させるにはパーソナリティの引田さんの声はピッタリ合っていた。
・「紺碧の空」を聴いて、神宮球場を思い出させてもらった。昨秋の全早慶戦は観れなかったが、応援合戦が素晴らしかったと聞いている。自分は明大卒なので、当時「紺碧の空」や校歌を小さい声で歌っていたことも思い出しながら聞けた。
・番組で取り上げた「栄冠は君に輝く」も夏の全国高校野球に欠かせない楽曲だったと思う。とても素晴らしい番組だったと思う。久々に古関裕而記念館に行ってみたくなった。
(福地委員長)
・パーソナリティの引田さんの素晴らしい声とストーリーを聴いて、朝ドラ「エール」の場面が思い出された。
・最近、古関氏が自分のご親族との繋がりがあることを伺ったので、身近な感覚で聞くことができた。
・古関氏は福島の素晴らしい背景があり、曲を作ったのだなと感じた。番組としてとても良かった。古関氏の違う曲にスポットに当てて、また番組を制作してほしい。