第158回番組審議会

開催日時:2023年7月11日(火)
■開催場所:パセナカmisse 2F パセオルーム
■出席者:福地雅人委員長・梅津茂巳委員・川村栄司委員
     淺野紘太委員・山田真樹人委員

■モニター番組
 「ふくしまからエール みんなのSDGs」

■放送日時
 令和5年6月6日(火)・13日(火)・20日(火)放送分
『みんなのラジオ~FUKUSHIMA TOWN VOICE~(16:00~18:30)』内コーナー
(第1・2・3火曜日 17:19~17:28放送)

■番組コンセプト
 福島市内(県北)でSDGsに取り組んでいる企業・団体を紹介する4月から放送開始のコーナー番組です。第1火曜は企業・団体の紹介、第2・3火曜はSDGsの取り組みや催し、イベントの告知など、1つの企業・団体を3週に渡り、ゲストを生出演にて放送しています。単に企業の商品や団体自体の紹介をするのではなく、SDGsの取り組みにスポットを当て、企業イメージの向上やブランディングに役立つ内容にしています。
 夕方の時間帯で放送することにより、通勤中のドライバーや家事をしている主婦の皆様等、この時間に何等かの行動をしている人々に対してSDGs情報を届けることができ、リスナーに向けて、SDGsの目標を達成するために、何をしたらいいか、どのように関わったらいいか等の情報を得られるきっかけになるようにという目的で制作しています。
 今回は、6月にご出演いただいた、六洋電気株式会社様が取り組む「油化装置」についての紹介内容となっており、ペットボトルキャップが油に戻って使用できるという「油化装置」についての話題です。身近に感じられ、尚且つ興味深い内容で、即、SDGsの行動を想起できる内容になっています。

■意見討議
番組審議委員の方々の感想・意見

(川村委員)
・市内の事業所が廃棄油から商品を販売していると聞いて素直に驚いた。
・番組を制作する意義は高いものがある。今後も継続してほしい。
・廃棄油で発電可能な電力量などを実際の生活に置き換えて説明されている点が分かりやすく、実感できた。
・出演者の声が小さく、専門的な用語が聞き取りづらかった。
・伝えきれていない情報があり、もったいなさを感じた。もっと時間を取るか、話題の時間配分を工夫するべきではないか。
・ペットボトルのキャップ買取りの点は付けたし感があった。
・紹介した取り組みがSDGsのどの項目に当てはまるのかを紹介すると良いと思った。
・SDGsの取り組みが、身近なところでどんどん動き出している状況に驚いた。

(山田委員)
・地域の中小企業が取り組んでいるSDGsはあまり知られていないため、番組で取り上げることはとても意義があると思った。
・番組構成がわかりやすかった。
・出演者の声が聞き取りづらかった。
・SDGsの着眼点等、専門用語が多いのでリスナーに分かりやすいように線引きが必要ではないか?第三者のSDGsアドバイザー的な立ち位置の出演者がいると、伝わりやすくなるのではないか。
・誰に向けての情報なのかを精査し、伝えたい情報と聞き手のイメージを明確にすると良いと思う。
・SDGsを身近に感じるために情報発信は欠かせない。市内企業の紹介として、よい取り組みだと思うので、ぜひ継続してほしい。

(淺野委員)
・SDGsを通して、地域を良くするための情報発信で、コミュニティ放送らしい番組だと思った。
・地元の企業の取組を紹介することで、SDGsをとても身近に感じる機会になった。六洋電気さんの取り組みは素晴らしいと思った。
・SDGs17のゴールはまだまだ浸透しきっていない。SDGsの基本的な情報も発信するべきではないか。
・パーソナリティの話し方は良いと思った。先に現場の調査をして、そこで感じた意見、情報を挟んでほしいと思う。

(梅津委員)
・1回の放送だけではSDGsを理解できなかった。SDGsとは何?という基本的な部分が見えない。専門用語が多く、話が頭に入ってこない。
・わからないものを分かるようにするというコンセプトであれば、知らないことを前提として専門用語の解説などのフォローは必要。
・当事者意識が芽生え自分たちも行動してみようと思えるような話題があり、気運を盛り
上げるのは良かった。

(福地委員長)
・SDGsの取り組みは自分も実践しているが、飲食店で利用した油が燃料として再利用されている事実を番組で知り、日頃から当たり前にやっていることがSDGsになっていたりするということに気づかされた。
・市内の身近な企業が、こういった取り組みを知ることが出来て良かった。
・専門用語が多いため、こども向けのニュースくらいに情報をわかり易く、リスナーの目線に合わせて伝える工夫が必要。
・出演者は電気屋さんなのにオール電化はダメだという意見が面白かった。
・SDGsの取り組みに交流人口拡大効果があるという点はなるほどと思った。福島市内の取り組みも全国から視察が集まるようになれると良いと思った。